今年もやります。大学祭めぐり。

第16回は11月26日、電気通信大の調布祭に行ってきました。
調布といったら、某国民的妖怪マンガの町として有名。ゲゲゲノゲ。

24: X680x0同好会(ろっぱ)

自分が最も昔から通っているサークル。自身が所属していたCSサークルよりも前にその存在を知った。今年で8年目です。
サークル名は「えっくすはちまんろくせんどうこうかい」と読む。短縮形は「X68(ろっぱ)」。
なお現在はX68000(むかしのパソコン)の開発は行っていない。でもX68000の実機はサークルで保管しているらしい。

サークル属性 小規模チーム制作 / 作品数と展示特化 / みかんの生産地

このサークルの作品はミニゲームサイズのものが多い。そして量が多い。
集められた作品は、「Ten-LAN」という伝統的な起動ランチャーに入れられる。Ten-LANは、ネットワークを介して作品を管理・起動する機能があるらしい。くわしくはこちら。

このサークルは「Mikanライブラリ」というサークルで自作した制作ツールを使っている。機能はあまり多くないがシンプルで、講習に使うツールとしてピッタリ。
C++のゲームライブラリで、いちおう公開自体はしていて誰でも使える。Ten-LANを作るために開発された。

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実はチルゴロウも使ったことがある。この「23 Paint」で。これもMikan製なのです。 ダウンロードするとわかるけど、アイコンがMikanライブラリ標準のみかんアイコンなのです。

毎年の展示は、黄色いX68ジャケットを着て対応している。また、コントローラーはPlayStationコントローラタイプのもので統一されている。一部を除き、各ゲームはそのPSコントローラーのボタン配置に合わせて作られている。展示ブース作りは力が入っているのだ。

配布・販売 毎年DVDを300円で! しかも・・・

ろっぱさんの作品は、CDではくDVDで販売されています。お値段は300円。
DVDなのは、作品数が多すぎて容量的にCDじゃ収まらない量だからだ。その中には10年分以上の過去作品がつまっている。これだけたくさん入っているのは、ほかにはない。
その他、サークルページにはミニゲーム集などが無料ダウンロードできたりします。古い作品もあったりします。

いってみて

久々の相部屋無し。例年では他サークルと相部屋になって展示していたけど、今回はろっぱさんが部屋を占有! 会場はいつもより広かった。

ただ、今年は不調だったらしく例年より作品数は少なめ。
いつものTen-LANコーナーと、4人プレイ専用台、そしてVR体験台の3つに分かれていた。

Ten-LANには今までにはない不具合が見つかった。「GameMaker: Studio」製のゲームを起動すると、なぜかTen-LANと相性が悪くランチャーが落ちてしまうことが発覚。GameMaker: Studioは自分が見た限りではここで使われるのが初だった未知のエンジン。いったいどんな構造をしているのだろうか・・・

注目1「Engrave」
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ダンジョンを進み、拾ったアイテムで敵を倒すゲーム。 Siv3D製。そして「みかんせい」。

ダンジョンパートは迷路になっていて、どこかの床を選択することでその床までの道を最短経路で進む。落ちてるアイテムは攻撃に使うので、拾った方がいい。

エンカウントの数値が100%になると、敵と遭遇する。
戦闘パートはリアルタイムバトル。放っておくとやられる。
上下左右でコマンドを打ち込み、攻撃する。攻撃行動の際、アイテムは消費する。右上のアイテムアイコンとその位置が連動している。コマンド入力はスピード命。
例えば、↑・↑と入力すると、火属性攻撃ができる。→・→だと水属性攻撃。
また、↑・↓と入力すると、火属性に耐性を付ける防御効果。(攻撃はしない) →・←だと水属性の耐性。
入力1つや3つのコマンドもある。(調布祭展示版のみ。DVD版では未実装)

こんな感じになっているんだけど、問題点がある。
まずコマンド表がないことだ。入力一覧くらい用意してほしいものだ。ReadMeにすら表記されてないので、本当にわからん殺し。コマンド入力後に効果が表記される仕様だけど、説明不足。
もう1つは、ポーズがないことだ。リアルタイムバトルだけど、こんなにも戦略性の高いゲームで考える時間を与えないのはいくらなんでも厳しすぎる。戦闘中の文章も読めない。「リアルタイムで次々と攻撃を出すのがウリです」といわれても・・・

だから、「みかんせい(未完成)」なのだ。
果たしてこれは完成されるのだろうか…?

注目2「Miners」
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昨年からずっと大好評の完成度高いゲーム。こちらはMikan製。「未完成」じゃないよ。完成したよ。
地面を掘って、掘って、堀りまくる。鉱物を取りながら進んでいく。マインクラフトとミスタードリラーが混ざったような作品だ。

強制スクロールで、スクロールについていけないとHPが大幅減少し死ぬ。また、高いところから落ちてもダメージ。強酸やマグマにも注意。とにかく死なないように地下の最下層を目指すというモノなのだ。

鉱物を取ると自機性能がよくなる。最大HPが増え、硬い岩もすばやく壊せるようになる。採掘難度の高い鉱物の方が強い。また、今の自機性能より低い鉱物を取るとHPが少し回復する。
ダイヤモンドを取ると、一時的にパワーアップ。採掘速度が増す。

このゲーム、何と4人協力プレイができるのだ。1人でも4人でも遊べる。でも、アイテムの取り合いが予想される4人プレイだとかえって難しくなるかも…?

問題点を上げるとしたら、ゲームパッドが必須ということか?(1人プレイでもキーボードで代用できない)

置いテクについて
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ろっぱさんには、「エック☆ちゅ」という(サークル「非」公式の)キャラクターがいる。度々ろっぱのゲーム作品に登場している。そんなエック☆ちゅが参戦。
置いテクでは、Mikanを投げつける、魔剤を飲むとマッチョになる、降参時には手をバッテン・・・などの行動を見せる。また、「6」「8」に関するギミックがあったり・・・?

次回:  愛をこめたAIで大奮闘! 11/26(土)
つづく。