今年もやります。大学祭めぐり。

第16回は11月26日、電気通信大の調布祭に行ってきました。
調布祭の模擬店のテントにはなぜかこたつとテレビが用意されているところがある。全国的に珍しいんだってさ。(お好み焼きを出していた団体のコメント)
他の大学祭よりも遅い時間まで開店しているからなのだろうか…?

26: ベンチャー工房・技研

今年初めて発見した。

サークル属性 ガチ勢、というかコレじゃない感

ここは一般的な大学サークルとはちょっと違う方向性を持っているような気がする。電通大の大学プロジェクトに直接属しているような雰囲気でもある。OBなどのすごい技術を持った人たちから、いろいろなことを学びながら活動しているらしい。
研究室展示とも違い、実態がよく分かっていない。
自分が求めているサークル像ではなかったけど、なんとなくとりあげてみる。

配布・販売 展示的にムリ

ここの展示物は特殊なデバイスを使用しているものばかりなので、売りに出すことは不可能。そもそも、このサークルが金銭的利益を求めているサークルとは思えない。

いってみて

キネクトや手の位置を検出デバイス(LEAPMotionではない)等を使った、特殊なデバイスを使った展示を行っていた。プロジェクションマッピングを用いた作品展示は、来場者に強いインパクトを与える。
ふつうのゲームらしいゲームは置いていない。次世代のエンタテインメントを作り出すような集団なのだ。

注目「多人数協力の手を使ったSTG」
19

このゲームは、手を使う。水平に置かれたディスプレイの上にカメラがついており、そこから画像処理で人間の手を識別している。何人でも参加でき、20本あっても認識してくれるらしい。
親指と人差し指をくっつけたり離したりすることによって、弾を発射することができる。
画面中央の敵をやっつけたらクリアで、縦方向の画面両端にあるシールドが1つでも破られると負け。

見た目も派手で分かりやすいルールであることはいいと感じた。しかし、不満もある。
このゲームは小さい子供がたくさん集まっていたのだが、騒ぎを起こすほどにゲームバランスが整っていないのは難に感じた。
全体的な難易度もそうだが、このゲームの防衛拠点が両サイドにあることが問題。
敵の出す弾は、プレイヤーの弾を当てると当てた方向に物理法則に基づいて飛んでいく(何回か充てると破壊できる)が、その「当て方」に子供に理解できない高度な立ち回りを要求される。
画面のどこからでも弾は発射できる仕様だが、ヘタな当て方をすると、防衛拠点の方向に飛んで行ってしまう。
うまく画面横の判定外の方向にもっていかなければならないのだ。

また、何人でも参加できる協力ゲームだが、それゆえの問題点もある。
まず、参加者が多いと多いほど、プレイヤー1人1人の稼働領域が狭くなることだ。手を大きく動かし広大な面積を陣取る人がいると、それだけほかの人が入り込むスペースがなくなるということだ。
小さい子供は特にアイテムを集めたがるのだが、その取り合いに気を取られる傾向がある。協力ゲームなのに内部争いが勃発していては勝ち目などないのだ。攻略するうえでは熟練者にアイテムを回すべき。

深く考えるとこれらの問題点があげられる。それゆえ難しく、自分が見ていた時間帯では1度もクリアすることができなかった。
その分野の専門家から指導を受けるなど、内容的にすごい活動をしているガチ団体なので、あえて厳しい視点で見させていただいた。

次回:  いよいよ最後の目的地、東大に上陸。まずは「プログラムガチ勢」のゲームサークル。 11/27(日)
つづく。